枝根系


樹木の枝と根の関係




樹木の枝と根はある程度対応しているといわれています。
元気の良い枝と元気のいい根はつながっていて繋げている幹の部分も太くなります。枝が枯れるとそれに対応した根も枯れるということです。

根が吸収した養分、水分は均等に枝葉全体に配分されるのではなくある程度グルーピングされた独立採算性で生活しているようです。

また樹木には"らせん木理"というスパイラル構造になっているものが多くあります。ネジキのように外見上ねじれているという事ではなく外見はねじれて見えなくても内部構造はねじれているのです。
(シデ類、ヤマザクラ、トチノキ、マツ類など)


イラストはグルーピングされた枝幹根のスパイラル構造のイメージを色分けして表現したものです。
ある部分の根が枯れても一方の枝だけが枯れるのでなく>全体バランスを保つ事ができます。

(イラストのオレンジ部分の枝、根が枯れてもどうにかバランスを保っていく)
またスパイラル構造は一定方向の力に関して強度を増すメリットもあるのです

根は植物が生活するうえで最も重要な器官です。樹木の上部の枝が枯れているのを見かけることがありますが、 この場合は根が弱り水を上部まで十分に吸い上げることができないことが考えられます(根腐れなど)

逆に下枝が枯れるのは日照不足によることが多いいようです。
樹木が弱っていると肥料不足を懸念する人が多いのですが路地植の樹木の場合、肥料不足で樹木が極端に弱ったり枯れてしまうということは少ないと思われます。

病虫害が原因であることも多々ありますが、同様に注意しなくてはいけないのは根です。
根が弱っている樹木に元気がないので肥料をやってしまうというケースがありますがこれは逆効果です。弱っている根に強い肥料を与えると根を痛めてしまいます

根の状態を良好に保つには土壌環境を良くすることが重要です。それは土25%、空気30%、水45%といったバランスの土壌です。
植物の根から水が吸収されるのは誰でも知ってますが同じように根は空気も必要なのです。樹木の周りが踏み固まれてしまうと空気や水が入り込めなくなってしまいますので踏み固めにないように注意し、落ち葉などもできるだけ残して腐食と養分供給を促します。
落ち葉を掃除してしまうとやせた土地になってしまうのです。
また水を与えすぎると根は空気を求めて地上に近い部分に細根を発達させます。その結果、地表の浅い部分の水しか吸収できず乾燥に弱くなり枯れやすくなります。
樹木の周りを綺麗に掃除して毎日水やりをするといった行為は樹木には逆効果なのです。路地植の樹木は日照りが続かない限り水やりは必要ありません。(植付時は別)
乾燥して葉がしおれそうになったら水やりをしますがその場合、根の周りに数カ所穴を深く掘ってそこにホースをツッコミ十分に潅水します。
土の深い部分に水を与え根をなるべく深くまで発達させるようにすると乾燥に強い木になります。
 
 
 

参考図書: 図解樹木の診断と手当(農文協)
この本はとても参考になります。おすすめです!
 

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