奥多摩町のセラピートレイル
千葉大学園芸学部庭園デザイン研究室4年 竹内沙也香さん

森林は私たちを身体的にも精神的にも癒してくれます。
これは科学的なデーターからも結果が出ています。
最近、医療の分野もこの森林が人体に及ぼす効果に注目し、
森林の中で治療ができないかと考えられています。
そこで、通常のハイキングコースとは異なる、様々な治療の目的に合った道、
セラピートレイルを森林の中に作ろうという動きが出てきています。

これは、そのセラピートレイルを奥多摩町の山に設計する計画です。
北斜面、急勾配のおよそセラピーには向かない土地をいかに
解決するかが今回の大きな課題となりました。
本計画では対象地を老人の認知症の治療、回想法をするための空間と設定し、
急勾配でも平坦な道を歩け、また、その道と地形との関係から
様々なセラピー空間が発生するよう設計しました。

計画平面図コンセプトシート模型