桜といってもいろいろな種類があります。
基本的には代表的な野生種(6種類)の組み合わせ、改良により園芸品種が多くできました。
もっとも有名なシメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの組み合わせによるものと
いわれています。
花が葉より先に咲くタイプの方が華やかなので一般的には人気があるようです。
花の咲く時期はカンヒザクラ、カンザクラなどが比較的早く、
カンヒザクラは関東以南で生育し、花の色もかなり濃い(赤に近い)のでソメイヨシノとの違いは明確ですが
カンザクラ(ヒカンザクラ)はソメイヨシノに似ており、関東地方でもよくみかけます。
そのため、気象庁が発表するソメイヨシノの開花予想より一足先に咲くのを見て、
開花予想が外れた思い込むのは早合点ですし、くるい咲きでもありません。
カンザクラなどの早咲のサクラは一般的にカンヒザクラ(赤花)と交配した種が多いためか
ソメイヨシノなどとくらべると花びらのピンクが若干濃いようです。
サトザクラ系は咲くのが遅い方ですが、品種は数多くあり、八重咲のものが多いようで
ヤエザクラなどと呼ばれるものもあります。
ウワミズザクラ、イヌザクラなどもありますがこれらは総状花序で一般的なサクラの花のイメージとは大分違います。
またヒマラヤザクラという冬に咲くほぼ常緑性(一時落葉)のサクラもあります。
二酸化窒素の吸収同化能力が優れていて環境浄化木として注目されています。
さらにリンボク、バクチノキなども常緑のサクラの仲間になります。
ウメ、アンズ(アプリコット)、モモ、スモモ(プラム)などもサクラの仲間といえます
スモモ以外は花柄が短かく枝から直接花が咲いたようなイメージになります。
アンズは花萼が反り返るのが特徴で他と区別できます。スモモは花柄が多少長く雄しべが目立ちます。
さくら見頃情報(ウエザーニュースHPにリンクしています)