1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
針葉樹 | (萌芽前) 2月上旬〜4月上旬 | 9月下旬〜10月下旬 | ||||||||||
常緑広葉樹 | (萌芽前) 4月初旬〜4月下旬 | (梅雨期) 6月中旬〜7月中旬 | ||||||||||
落葉樹 | (萌芽前) 3月下旬〜4月上旬 | (落葉後) 10月中旬〜11月中旬 | ||||||||||
竹類 | (地下茎の成長が始まる前) 2月上旬〜3月中旬 | |||||||||||
・イチョウは落葉広葉樹類に同じ。
・常緑広葉樹で大木の場合、灌水を充分行なえば、初夏の移植が適する。
・落葉樹は春先か、葉が落ち、土が凍らない時期。
・寒冷地では植栽工事は春に行なう。秋は枯れる率が高い。
・関東と他地域との時期は、九州地方では約1カ月早く、関西地方では約半月早い。東北地方では約1カ月遅く、北海道では約1カ月半遅い。
・関東地方以北での厳冬期の植栽は無理である。
・関東地方以南での厳冬期の植栽(特に常緑広葉樹の場合)では、地上部は寒冷紗(合成樹脂のネット)や竹などの防寒施設の取り付けが必要である。
・根元には、敷きわらなどを行なうとよい。
・盛夏期の植栽の場合は、枝の切り詰めなど充分な灌水養生を行ない、水枯れ防止することが必要である。また必要に応じて蒸散防止剤やホルモン剤、発根促進剤などを施す。
根回しとは、樹木を移植する際に活着をよくするために、前もって根を切り、細根を根元付近に発生させる作業のこと。
・根回しの時期は、春先が一番よく、遅くとも秋までに行なう。
・一般に、春に根回しを行なった樹木の移植は、落葉樹ではその年の秋か翌年の春先に、常緑樹では翌年の春または梅雨時に行なうのがよい。
根回しは、場合によっては、2〜3回に分けて行なう場合もあり、移植まで2年前後かけることもある。
大木や弱っている木、大切な木、疎根な木などは根回しが必要である。
最近は大型の移植機械も開発されており、機械が使用できる場所では、大木を根回しせずに移植している場合もある。